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2019年1月16日 (水)

『代償』(伊岡瞬)

伊岡瞬の『代償』を読んだ。

この作品は2部構成で、遠縁の家で虐げられた主人公を描く1部と、そこから抜け出して弁護士になった主人公のもとに、起訴されて弁護を求めてきたその遠縁の男を弁護する過程を描く2部。ここまでさんざん悪事をはたらいてきた男のその代償とは・・・。
 
読んでいて気分の悪くなる1部、主人公の遠縁の男は根っからの極悪人で、胸くそ悪いとはこんな時に使う言葉なのだろう。読むのがイヤになるようなお話しなのだが、グイグイと引き込む筆致は作者の巧いところ。読後感は爽快といえるほどすっきりとしたものではないものの、なんとか溜飲が下がる展開。頁をめくる手を止められずに気が付くと一気に読み終えてた。作者の技量がよくあらわれていて、読んでみる価値はある作品だ。

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