『ハサミ男』(殊能将之)
殊能将之の『ハサミ男』を読んだ。約500頁のメフィスト賞受賞の長篇ミステリー。
少女を殺してハサミをつきたてる猟奇殺人犯、通称ハサミ男が、新たな獲物として狙っていた少女が殺害されているのを発見。しかもハサミ男が殺したかのようにハサミがつきたてられている。いったい誰が…。
ネタばれになるのであまり多くは書かないが、典型的なミスリードを誘うおはなしで、残り100頁のところで明かされる衝撃の真実。映画化できない(しても面白くない)タイプの作品。楽しく読める作品で騙されたい人にはおススメできる。
と、書いたあとで映画化されているとを知った。どんな映画なのか興味津々。一度観てみたいなぁ。
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