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2017年12月10日 (日)

『弥勒』(篠田節子)

篠田節子の『弥勒』を読んだ。直木賞作家が描く650頁を超える超長編作品。

インドや中国と国境を接する架空の国パスキムが舞台。パスキムに魅せられた日本人の主人公が、政変が起こったというパスキムを訪れると想像を絶する世界が・・・。

とっても重いお話で、よくこんなおはなし作るよなぁって印象。しかしさすがに直木賞作家、重いおはなしを読ませる技量はさすが。作品中に出てくる美しい弥勒菩薩を観てみたいものだ(もちろん作者の創作なのだが)。ラストはちと切なくて読後感はやはり重いのだが、読み応えある作品だ。

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