『クラインの壺』(岡嶋二人)
岡嶋二人の『クラインの壺』を読んだ。SF要素の強いミステリー。
ゲーム作家の主人公が、自分の書いた原作を基にしたバーチャルリアリティーゲームの製作関与していくのだが・・・。
30年近く前に書かれた作品だが、古臭さは全く感じない。ここから先は勘のいい人にはネタバレになるので未読の方は読まない方がいいです。鈍い方はそのままどうぞ。
バーチャルリアリティーの世界と現実との境がわからなくなる展開で、映画でいうと「トータル・リコール」みたいな感じ。
ラストは、わたしとしてはもうひとつなのだが、楽しく読める作品だ。読んでおいて損はないと思う。
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