『神鳥-イビス』(篠田節子)
篠田節子の『神鳥-イビス』を読んだ。直木賞作家の描くホラー小説。
バイオレンス作家とイラストレーターが、明治期の日本画家・河野珠枝の作品「朱鷺飛来図」の謎を探ると・・・、そこには驚くべき朱鷺の存在と、恐ろしい出来事が・・・。
ミステリー作品かと思って読み始めたのだが、なんだか様子が違うなぁって印象で読み進めると、ミステリーなんかじゃなくて、けっこう怖いホラー小説。なんだかなぁって印象の中盤から、けっこう怖い終盤へ。〆方は巧いなぁとしか言えない。なかなかに面白く読める作品で、作者の巧さがよく出ている。読んでおいて損はない。
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