『チーム・バチスタの栄光』(海堂尊)
海堂尊の『チーム・バチスタの栄光』を読んだ。「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
東城大学自慢のバチスタ手術のチームが3回続けて術中死を起こしてしまう。これらは医療事故なのか?それとも・・・。
キャラクターの設定が秀逸!特に準主役の厚労省の役人白鳥がすごい。ここまでコミカルでロジカルな存在は珍しい。その白鳥が一連の術死の謎を解き明かしていく。
シリアスなおはなしながら、意外にも軽い語りと会話で展開される。そのためスイスイと読めてしまうのだが、重いテーマを軽く描く作者の巧さが冴える。なかなかに楽しく読める作品で、続編もあるみたいなので読んでみたいなぁ。
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