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2015年5月16日 (土)

『藁にもすがる獣たち』(曽根圭介)

曽根圭介の『藁にもすがる獣たち』を読んだ。

サウナで働く元理容師、デリヘルで働く主婦、暴力団から借金をしている刑事。三者三様の問題を抱えて生きる様子を描きつつ・・・。

ネタばれになりそうなのであまり書けないが、読後の感想は「この作者、巧いなぁ」。微妙な時系列の入れ替えと伏線の張り方が絶妙。みごとに引っかかった。終盤の二転三転する展開に夜更かしして一気に読了。面白い!巧い!読み応えありだ。

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