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2015年5月29日 (金)

『ツナグ』(辻村深月)

辻村深月の『ツナグ』を読んだ。吉川英治文学新人賞受賞作で映画化もされてたみたい。

死んだ人と、「ツナグ」と呼ばれる使者を通じて、一度だけ会えるという。それぞれに思いをかかえた4組の邂逅を描く。

生者が死者と会う4組のお話と、「ツナグ」からみた4組が描かれるのだが、「ツナグ」からみたお話があることでこの作品にあつみがもたらされている。このあたりが巧いところ。やや切なく、悲しい話もあるが、楽しく読める作品だ。

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