『老人賭博』(松尾スズキ)
松尾スズキの『老人賭博』を読んだ。タイトルから博打小説かと思って読んだのだが・・・。
マッサージ師の主人公が、脚本家でもあり俳優でもある客と知り合い弟子入り。映画に出演することになり、北九州でのロケに参加するのだが・・・。
全編コメディタッチの作品で、ヒリヒリするような博打小説を期待してたわたしは拍子抜け。軽く読む分にはそれなりに楽しめるのだが、この作品が芥川賞の候補になったことにビックリ。笑いのあとに残るのはほんの少しの哀しさと切なさだ。
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