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2012年5月14日 (月)

『邪馬台国はどこですか?』(鯨統一郎)

鯨統一郎の『邪馬台国はどこですか?』を読んだ。バーのカウンターで客同士が歴史論争を繰り広げるスタイルで描かれる作品。

論争は、釈迦の悟りについての「悟りを開いたのはいつですか?」、表題作「邪馬台国はどこですか?」、聖徳太子の実像に迫る「聖徳太子はだれですか?」、本能寺の変の本質に迫る「謀反の動機はなんですか?」、明治維新の黒幕に迫る「維新が起きたのはなぜですか?」、イエスの復活のトリックを明らかにする「奇蹟はどのようになされたのですか?」。

小説的なスタイルだが、歴史的定説に対して新説を発表したかの印象。かなり荒唐無稽な説だが、軽く読む分にはなかなか面白い。いずれも、誰も真実が分からない歴史上の事件についての説だけになんでも言えるわけだが・・・。特に「聖徳太子はだれですか?」はなかなか秀逸な仮説。まぁあんまり真剣に読むとアホらしくなるので、軽く読むと楽しめる。

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