『二度はゆけぬ町の地図』(西村賢太)
西村賢太の『二度はゆけぬ町の地図』を読んだ。芥川賞作家の私小説集。
ココログのアフィリが終わってしまったのでアマゾンのアフィリを利用する。
タイトルに惹かれて読んでみたのだが、これがなかなかにディープなお話の連続。秀逸なタイトルである。
やや古めかしい印象の文体が昭和の時代を描くのにマッチしている。読みながら車谷長吉を連想した。
自分勝手な思考の主人公に嫌悪を抱きつつも、一気に読み切ってしまったのは作者の技量であろう。作者の世界観に引き込まれてしまった。
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