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2011年1月11日 (火)

『ワイルド・ソウル』(垣根涼介)

垣根涼介の『ワイルド・ソウル』を読んだ。日本政府のが行った棄民政策を題材にした意欲作。大藪春彦賞などの受賞作。

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過去日本政府による棄民政策で南米に移住して辛酸をなめた人間、そして彼らの遺族。日本政府に翻弄され筆舌に尽くしがたい苦労を重ねた彼らによる復讐が始まる・・・。

いやー面白い!重い題材を扱いながらも決して重くない語りが作者の技量か?いろいろな登場人物の視点で淡々と描いていく。上下巻合わせて1000ページ近い長篇ながら寝る間を惜しんで一気に読んだ。この長篇を読み終えると爽快な読後感が待っていた。

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