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2010年11月24日 (水)

『大番』(獅子文六)

獅子文六の『大番』を読んだ。四国の貧農に生まれた男が兜町で成り上がっていく立身出世を描いた一代記。

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昭和初期、四国から上京して株屋の小僧になった主人公。株で当てたり失敗したり、ヤミ屋をやったりと浮き沈みの激しい人生を送る。登場人物の細かな心理描写などはないものの、まさに波乱万丈の人生を描く一代記で、主人公の憎めないキャラ設定がイイ。最後はちと寂しい気もするが、深く考えずに楽しめる作品である。

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