『ももこの宝石物語』(さくらももこ)
さくらももこの『ももこの宝石物語』を読んだ。本棚の嫁さん専用のスペースにあったので手に取ってみた。元宝石バイヤーのわたしとしては読まないわけにはいかない。
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ももこの宝石物語 (集英社文庫) 著者:さくら ももこ |
作者の作品は初めてなのだが、『ちびまるこちゃん』でみられるような軽妙な語り口で、すいすいと読めてしまう。作者の好きな宝石についてあれこれ書かれているのだが、作者は「お得」という言葉を多用することからして「お得」なものに弱いようだ。軽く、楽しく読める宝石を主題にしたエッセイだ。いろんな宝石(ダイヤモンドは除く)について書かれていて楽しい。
作者が特に愛するのがパライバ・トルマリンでその美しさは比べるもののない宝石だが、その美しさゆえにつける人を選ぶという究極の色石だとわたしは思っている。作者の実物(写真さえ)観たことがないのだが、アニメのイメージとは大きく違って美しい人なのだろう。わたしもいつかは嫁さんに買ってあげたい宝石のひとつなのだが、つける人を選ぶほど美しい宝石なので・・・。
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