« 丸亀製麺 | トップページ | 吟醸らーめん久保田 »

2009年12月28日 (月)

『ハードボイルド・エッグ』(荻原浩)

荻原浩の『ハードボイルド・エッグ』を読んだ。ちとコミカルに描かれたハードボイルド作品。

ハードボイルド・エッグ (双葉文庫) Book ハードボイルド・エッグ (双葉文庫)

著者:荻原 浩
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

フィリップ・マーロウにあこがれる主人公。マーロウのように探偵事務所を開業するが、やってくるのは動物探しの依頼ばかり。ダイナマイト・バディの秘書を雇ったつもりが棺桶に足を突っ込んだばあさんを雇うことに・・・。ちょうどそんなころ、ある犬探しからある事件に巻き込まれることに・・・。

なかなか珍しいコミカルなハードボイルド。理想と現実の折り合いをつける主人公がなんだか痛ましい。いまひとつ緊迫感が感じられないのは残念だが楽しく読める。ほろ苦いラストはなかなかよろしい。続編があるなら読んでみたい作品だ。

|

« 丸亀製麺 | トップページ | 吟醸らーめん久保田 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『ハードボイルド・エッグ』(荻原浩):

« 丸亀製麺 | トップページ | 吟醸らーめん久保田 »