« 3度目の会社訪問 | トップページ | いつもの店で水分補給 »

2009年8月 7日 (金)

『終末のフール』(伊坂幸太郎)

伊坂幸太郎の『終末のフール』を読んだ。3年後に小惑星が地球に衝突し、地球が壊滅的ダメージを受けるとういう絶望的な状況の中で生きる、仙台の「ヒルズタウン」に住む人々を描く作品。八編の物語があるが、それぞれ別個のおはなしなので(ところどころに関係がみられるが)、ある意味短編集と言っていいかもしれない。

終末のフール (集英社文庫) Book 終末のフール (集英社文庫)

著者:伊坂幸太郎
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

シリアスなテーマのわりにはのんびりした雰囲気が漂うのは伊坂流。ただ、まさに絵空事という印象もぬぐえない。オチがないというか、すっきりしない終わり方はあんまり好きじゃないなぁ。前作『魔王』とともに喰い足りない気分だけが残ってしまった。

|

« 3度目の会社訪問 | トップページ | いつもの店で水分補給 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『終末のフール』(伊坂幸太郎):

« 3度目の会社訪問 | トップページ | いつもの店で水分補給 »