『時間封鎖』(ロバート・チャールズ・ウィルスン)
ロバート・チャールズ・ウィルスンの『時間封鎖』を読んだ。上下巻合わせて700ページを超える長編SF小説。あまり読まないジャンルなのだが話題になってたので読んでみました。
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時間封鎖〈上〉 (創元SF文庫) 著者:ロバート・チャールズ ウィルスン |
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時間封鎖〈下〉 (創元SF文庫) 著者:ロバート・チャールズ ウィルスン |
ある日突然に、地球は膜のようなもので覆われてしまう。そのため地球上の時間の流れは宇宙の1億分の1のスピードになってしまう。太陽の寿命が迫ってくると地球も破滅を迎えることになる。人類は火星を人が住めるように変えていく・・・。
壮大なおはなしの割にはテンポよく、難しい科学用語もあるがすいすい読めちゃう。時間軸を入れ替えての構成は効果的で、ぐいぐいと引き込まれてしまう。なかなかに面白い作品だ。ただ、謎がまったく解明されないのでちと喰い足りない印象はぬぐえない。続編があるみたいなので、その辺はそちらで解明されるんでしょうかね。
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