『サウスバウンド』(奥田英朗)
奥田英朗の『サウスバウンド』を読んだ。上下巻あわせて600ページを超える長編。アナーキストの父親をもつ小学生の主人公の視点で語られる作品。
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1) 著者:奥田 英朗 |
サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2) 著者:奥田 英朗 |
上巻では東京の小学校に通う主人公の、学校での生活や友人とのトラブルを描く。下巻では西表島に移り住んだ主人公一家の生活と、主人公の父親の政治的(?)闘いを描く。
とってもおもしろい作品で一気に読んでしまった。小学生の割りにはちと大人びすぎの印象はぬぐえないものの、生き生きと描かれる小学生に同調してしまう。中年のおじさんにとって、いろんな意味で元気をもらえる作品だ。
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