『黄土の奔流』(生島治郎)
生島治郎の『黄土の奔流』を読んだ。中国を舞台に展開する冒険小説。アマゾンで調べたけど既に絶版みたい。わたしはブックオフで見つけたんだけど・・・。
舞台は大正末期の中国。混乱・動乱のなか、一攫千金を狙って豚の毛を求めて船で旅する男たちの物語。
激しい河の流れ、突然襲ってくる部族との闘いなど、次々と降りかかってくる問題を何とか解決しながら目的に向かって突き進んでいく主人公たち。ちょっとうまくいきすぎなところもあるが、キャラクターの設定が巧くテンポのいい展開に一気に読んでしまった。ラストも“らしい”展開で、楽しく読める痛快冒険小説だ。
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