『スキップ』(北村薫)
北村薫の『スキップ』を読んだ。ファンタジー小説かと思って読み始めたら・・・。
![]() |
![]() |
スキップ 著者:北村 薫 |
ファンタジー小説というよりは青春小説といった印象で、夫や娘を含め自分の周りのことが何もわからない状態ながら、前向きに生きていく女性を描いていく。ラスト展開がこの作品のさわやかさを物語っている。
さらっと書かれているような印象を受けるが、その文体のためか重々しさを感じないさわやかな作品。とても面白く読めた。25年のスキップをタイムスリップととるか記憶障害ととるかは読者しだいか・・・。
| 固定リンク
コメント