『白夜行』(東野圭吾)
東野圭吾の『白夜行』を読んだ。850頁を超える大作のミステリーで、少し前にTVドラマ化されてたらしい。
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白夜行 著者:東野 圭吾 |
これらの欠点があるにも関わらず私がこの大作を一気に読んでしまったのは、その絶妙なストーリーテリングにある。いろんな事件やエピソードが複雑に絡み合っている割には、登場人物や事件の関係がすっきりしていて整理しやすいし、次が読みたくなるような展開が続くので寝る間を惜しんで読むことになってしまう。東野圭吾恐るべし。
ところで、私はもちろんTVドラマを観ていないが、読後の感じとしては、この作品をドラマ化するのはかなり難しそうだし、ドラマ化してもあんまり面白くないだろうという印象なのだが・・・実際どうだろ?
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コメント
初めてコメントさせていただきます。
東野圭吾さんは私も好きな作家さんの一人です。
中でも「白夜行」は初めて出会った作品なので、思い入れも特別です。
だからドラマ化された時、“どんなふうに描かれるんだろう”って結構楽しみにしてたんだけど、原作とは全く違った印象でした。
雪穂と亮司が絡みすぎてて、その時は「裏白夜行」なんて言い方をしてました。(失礼な発言ですみません;)
東野さんの作品で好きなのは「変身」とか「時生」とかです。
今は「手紙」を読んでいます。これも山田孝之さんで映像化されるみたいですね。
この小説も兄弟の接点がほとんど出てこないんですよね。なのに二人の心情が図れてしまうところが、東野ワールドなんだなって思います。
初めてコメントさせていただくのに長々とすみません。
投稿: かれん | 2006年9月27日 (水) 10時16分
かれんさんコメントありがとうございます。TVドラマについての詳細もありがとうございます。「やはりそうですか」という感じですね。私も東野圭吾は好きな作家なのでいくつか読んでますが、特に「秘密」が好きです。あの切なさがいいですね。「変身」とか「時生」は(直木賞受賞作も)読んでないので、時間があれば読んでみます。
投稿: movielover | 2006年9月27日 (水) 14時50分