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2006年9月 9日 (土)

『フォー・ディア・ライフ』(柴田よしき)

柴田よしきの『フォー・ディア・ライフ』を読んだ。主人公が探偵なのでこれこそまさに探偵小説だ。

フォー・ディア・ライフ Book フォー・ディア・ライフ

著者:柴田 よしき
販売元:講談社
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主人公は元刑事で、今は新宿にある無認可保育園の園長先生。だが、慢性的に資金不足にある園の運営資金を稼ぐために、裏で体をはった探偵稼業もしている。そんな彼のところへ大きな金額の依頼がやってきて・・・というお話し。

保育園の園長が、園の経営のために探偵をやってるという設定がおもしろい。物語のテンポもよくて一気に読める。いろんな事件が降りかかってくるなか、主人公の生き方はまさにタイトルどおり「フォー・ディア・ライフ」で、充分におもしろい。ちょっと人間関係が複雑になりすぎてるのが残念だが・・・。

探偵小説として充分楽しめる作品。個人的には、この作品中一番印象的な人物の「奈美先生」をもう少し物語に絡ませてほしかったなぁという気がする。

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