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2006年6月11日 (日)

『傷痕の街』(生島治郎)

『傷痕の街』(生島治郎)を読んだ。直木賞作家生島治郎のデビュー作、40年以上前のハードボイルド・ミステリーの佳作。

古い作品だが生活感がないためか古くささは感じない。二転三転する展開は面白いが、淡々と描かれるためいまひとつ物語に入っていけないのも事実。もう少し登場人物のキャラクターを掘り下げて描けば、また違った印象だったはず。読者は、傍観者のように物語を見つめるだけ。良くも悪くもそれが作者の意図なのだろうか・・・。

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